こどものじかん

新米教師の青木大介は、赴任したての小学校で3年生のクラスを持つことに。
そこで出会ったのは、マセすぎな問題児・九重りん。
大介を馬鹿にする鏡黒や、元・不登校児の優等生・宇佐美々など、個性的な児童に振り回されてばかりの大介は担任としてやっていけるのだろうか?

パンチラやおっぱい描写などエロの部分ばかりが取り上げられがちな本作だが、児童心理や教育論など出てくるテーマは非常に真面目。
大介の教師としての葛藤や悩み、親と子の関係、身体の成長やそれにまつわる性のこと・・・
それらのテーマを重苦しさを感じさせずに、ライトに受け入れられるストーリーに仕上げているのがすごい。
また、学年が進むにつれて携帯電話での学校裏サイトへのアクセスなど、高学年ならではの問題も取り上げられる。

しかし全体を通して描かれているのは、りんの家庭環境とそれに伴うりんの心の闇。
教師と児童としての距離を犯すことに悩みつつも、決してりんを見放せない大介。

一日の長い時間を共にするが実は様々な見えない境界線を持つ、教師と生徒。
教師が生徒を救おうとしてはいけないのか。教師が生徒に出来ることはなんなのか。
この物語が完結した時、その問いの答えが描かれているのではないだろうか。

2011年10月9日

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